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事例紹介
木造家屋解体機ミニモクがもたらす高い顧客満足度
2006年6月6日
事例キーワード
- お客さま:
- マル正工業有限会社殿
- 業種:
- 解体業
- 製品:
- 木造家屋解体機ミニモク
道路拡張のため解体されることになった木造2階建ての民家。2階の屋根部分へもミニモクの長いリーチで充分に届く。超低騒音設計で騒音面でも隣家への配慮に大きく貢献。
群馬県太田市に本社を構え、総合解体工事をはじめ杭頭処理工事、産業廃棄物収集運搬などの事業を行っているマル正工業有限会社殿。うち解体事業においては、県内中毛、東毛地区、埼玉県北部を中心とした「木造家屋の解体」が約50%を占める。その同社が、今般、木造家屋解体機「ミニモク」(ZX35U-2)を導入したのは2005年10月。長年、解体事業に携わる経験から、カタログを見ただけで導入を即断したという取締役社長・関一夫氏に経緯を伺った。
取締役社長・関一夫氏
「施主にいかにして安心を与えられるか。サービスも機械も同業他社との差別化は極めて重要です」
「昨今の都市再生計画で、今後は築20〜50年の木造家屋解体市場がますます広がっていきます。中には住宅密集地のため搬入路が狭い状況も多く、 大きな解体機が入っていけない現場も少なくないでしょう。しかしミニモクなら軽トラックが入れる幅さえあれば、どんな現場でも進入できますからね。
これまで機械を入れられずに手作業でやるしかなかった木造2階建ての解体作業も、屋根まで届くミニモクを現場に投入できることで、作業効率は大きく向上します。導入してから平均して2週間で1〜2現場での稼動、稼動率は75%に至っています」
そのほか関氏が評価するのは解体工事における経費低減。ミニモク導入で、従来比2〜3割のコストダウンが実現できているという。こうした経営的メリットはもちろん、さらにはミニモクの稼動で「高い顧客満足度も実現している」と関氏は語る。
実は同社では昨今、木造家屋解体工事の請負受注にある変化を起こしてきている。
「ここ数年、個人施主からの直接請負いを増やすようにしています。3年前までは1年間で5軒だった“直受け”は、今では20軒/年に増えてきていますね」
従来は総合建設会社からの請負いが大半。それをここ数年はハウスメーカー営業マンからの紹介等も含め、増改築等に伴って旧家屋の解体を求める個人の施主へアプローチし、「脱・下請け」へとシフトしてきているのだ。
こうした個人顧客へ対応するため、適切にリサイクル処理したことを証明する伝票の控えを作業後に施主へ渡したり、減失証明や印鑑証明などの取得を代行するなど、細かなサービスも徹底している。
「情報化が進んだ分、現在は施主自身がとても勉強をしています。それだけに、いかに顧客へ“安心”を与えられるかは重要な課題。同時に今や解体技術も日進月歩ならぬ、分進日歩の時代。スピード化に合わせる必要もあります」
収縮/拡張の機能を備えた可変式クローラ(1550/1950mm)。狭所へはクローラを縮めて搬入し、作業時には広げて安定性を確保できる。
他に先駆けてミニモクを導入したのも、こうしたスピード経営の舵を取る流れの中にある。そのミニモクによる作業がもたらす施主の顧客満足とはいかなるものか−−。
「例えば40坪の物件。従来なら60人工必要だった作業がミニモクの導入で40人工程度で済むようになりました。こうしたコストダウンの実現で、施主への提示価格も下げられるようになってきています。勉強している施主だけに、適正価格を示す企業姿勢は欠かせません。さらにミニモクによって工期も30〜40%の短縮がはかれていますね。現在、40坪あたりなら工事期間は8日間といったところ。工期短縮はもちろん我々にとってのメリットですが、何より施主は解体工事期間中に隣家へかける迷惑を気にしているものです。工事が1日でも早く終わるに越したことはありません。稼動中に周囲へおよぼす振動も同じ。搬入路条件が厳しくなければ、従来なら2階家の解体に6〜12トンクラスを稼動させていました。それがコンパクトなミニモクに取って替わることで与える振動も少なくて済み、いろいろな面で施主の不安を和らげることができるのです」
天窓付4柱キャノピと前ガードは標準仕様。さらに同社では右サイドと後方にもガードを取付けた。
2階屋根の庇部分をつまむ全旋回式フォークグラップル。
解体される家屋と比較してミニモクのコンパクトさは一目瞭然。
細かなサービス対応や導入機械の適切な選定による同社の仕事ぶりは高く評価され、既存の施主がさらに知人を紹介するという口コミ営業も奏効しはじめた。
経営メリットや顧客満足など、さまざまな利点を同社にもたらしたミニモク。投入して半年以上が経過した現在、今般の設備投資による費用対効果のほどを尋ねてみた。
「90点以上の満足といえるでしょう。カタログを見た瞬間からミニモクは画期的な機械だと感じていましたが、予想通りでしたね。現在、1人のオペレータを専任にして現場作業を任せていますが、全旋回式フォークグラップルの回転スピードも速く、モルタルと木造の分別などは“手感覚”で行えるなど、現場での評価も上々です。フロントのリーチが長い分、外塀越しに廃木材をダンプに積み込め、予想以上にスピードアップがはかれた現場もありました」
作業効率のみならず、充分な作業高さ(=7460mm)を確保したことで必要以外に2階屋根へ手作業要員を上げずにすむようになり、現場の安全性も大きく向上している。
今後の木造家屋解体市場を見据えた時、ミニモクが有する市場とのマッチング性は極めて高い。
同社の導入事例から、その一端を充分に伺い知ることができるといえるだろう。
(Photo:小島真也 Text:増田祐二)
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