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Road to CANADA〜EX8000“追跡隊”

第1回:参加者から感嘆のタメ息が漏れたEX8000見学会

2003年4月21日

「ほぉ・・・」北九州市にある組立作業にあたって多大な協力を得た「大手製鉄会社」。
そこを訪れた国内有数の石灰石採掘業者15社、45名の一行は、眼前にそびえる山のような超大型油圧ショベルEX8000の勇姿を見て、声にもならない驚きの表情を上げた――。

3月中旬、組立完了直後にマスコミ発表された国産最大、世界でも最大級のEX8000は、すべてにおいて“超”のつくグローバルマシン。運転質量780t、バケット容量40m3。装着されたローディングバケットは、たった1杯で11tダンプトラック約6台分(!)を満杯にする。

 

このモンスターマシンを見ようと、石灰石鉱業協会主催(協力:日立建機)による見学会が開催されたのは去る3月18日。同協会が恒例開催する技術交流会としてのイベントだ。
好天に恵まれた当日、午前中に日立建機の開発設計センタ長による開発経緯の解説や組立までのビデオ映像を鑑賞した参加者一行は、午後いよいよ実機との対面を果たす。
その瞬間に漏れ聞こえてきたのが、冒頭の「ほぉ・・・」だった。

ゆっくりと“巨大な山”の周りを歩いてその大きさを実感する参加者、はるか上方にあるキャブを見上げる参加者、バケットのツメ1本に触れて自社導入機との規模の違いを確かめる参加者――45名の反応はそれぞれ。
だがどの参加者も、そのケタ外れの大きさを自分自身で“体感”しようとする様子が伺える。

やがて日立建機のスタッフが、電動式昇降機を通じてキャブに乗り込んだ。エンジン始動――。バケット開閉をはじめとしたフロント動作や45度旋回などのデモンストレーションを見て、参加者から次々と印象が語られる。

 

「フロントの動きが早い」「動きがスムーズだね」「エンジン音が静か。マシンが巨大なだけにエンジンの静音性が際立って感じられる」

それぞれに機械の特徴を瞬時に見抜き、評価をする採掘のプロたち。だがしかし、参加者が一様に口にしたのは、こんな言葉だった。
「ウチの現場には大きすぎる……」

無理もなかろう。世界各地の主要鉱山は、日本のそれと比べて自ずと規模が異なる。
EX8000は、こうした世界各地の大規模鉱山で稼動する油圧ショベルでトップシェアを誇る日立建機が、採掘コスト低減を目指すカナダのマイニング会社「North American Construction」からのオーダーに応えた技術の集大成だ。この機械が“グローバルマシン”たる所以もここにある。
かつてEX5500第1号機を世界に先駆けて導入したNorth American Constructionが、 EX8000をオーダーした理由は1つ――“EX5500より、もっと巨大なマシンが欲しい”。

想像をはるかに超える大規模なマイニング現場。24時間稼動。こうした過酷な現場にも十分に耐えるハードなボディと、高い作業効率性を実現するための先端テクノロジー技術を搭載して、同社が抱える課題のソリューションに日立建機が出したのがEX8000という回答。

今後は詳細な性能試験が実施された後、6月に港からの積出し、10月からカナダの鉱山で本格的なユーザーテストに入る。
その行程を前に、今回のイベントでお披露目となったEX8000はすでにエンジンが停止され、参加者とともに記念撮影とあいなった。
集合した人たちとの対比で、その巨大さがひときわ極立っている。

世界最大級の超大型油圧ショベルEX8000のストーリーは、こうして幕を開けた。

 

Road to CANADA…今後もEX8000の動向を追いかけ、その様子を逐一お伝えしていく。

(Text:増田祐二)

Road to CANADA〜EX8000“追跡隊”

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