後継経営者向けビジネス指南

事業承継を控え、または経て、建設機械ユーザーをはじめ多くの企業では今、経営者の代替わりが進んでいます。創業者とは異なった経営スキルが求められる後継経営者。事業を受け継いだ二代目、三代目に向けて多くの支援を手がける経営コンサルタント・二条彪氏が、経営アドバイスとなるコラムを綴ります。

二条彪(にじょう・たけし)
株式会社日本トップマネジメント研究所・代表取締役。経営コンサルタント。1961年生まれ。84年、中央大学卒業後レコード会社に就職。85年、実父の逝去にともない家業の婦人服小売販売会社を継ぐ。2000年に会社を整理、翌年にコンサルティング業務開始。二代目経営者の経験に基づき、事業継承の盲点を突く実践的アドバイスで知られる。孤立しがちな経営者のメンタルサポートも高い評価を得ている。著書に『二代目経営の掟』など。

「耳が痛い」話をしてくれる人が周りにいるか【2010年5月25日】
長く社長をやっていると、知らず知らずに「自分には才能がある」「自分は何でもできる」といった「全能感」にとらわれ、自惚れてしまいます。社長業はこの自惚れ、全能感との戦いでもあります。全能感から抜け出し、謙虚に学ぶことができるかどうかで、その会社の未来は決まってきます。
観察力を鍛えて、マーケティング(=未来経営力)を養う【2010年1月5日】
「ビジョンが描けない」ようでは経営戦略が立てられず、会社の将来は見えてきません。それは前提となる知識の不足が原因です。では会社の未来をつくっていくために欠かせない知識とは何か。それが未来の経営力を養う「マーケティング」なのです。
社長はお金の流れを読むべき。【2009年9月30日】
「経営の透明化」が問われる昨今、二代目、三代目の経営者に今求められているのは、実は財務諸表を理解する能力より、金の流れ、資金繰りがわかることなのです。
事業は、「自分の人生がよければいい」と思った瞬間に終わる【2009年6月22日】
苦しい経営環境の中でありながら、売上拡大・高収益にとらわれない、人間性に重きを置いた経営のあり方とは。事業に行き詰まり迷った時、後継経営者が考えるべきことは何なのか。
芯はぶれていい――ぶれるからこそ強い芯が育つ【2009年3月20日】
会社経営は理屈で説明できない「経験」や」「勘」がある。先代経営者や上司達は時にそれらを振りおろしてくる。でも彼らを壁として乗り越えるなかで、強い芯が育っていく。
「まあ、いいよ」と言ってあげる――社員にも、自分にも【2009年2月20日】
結果を出そうと焦るあまり、イライラして社員につらく当たってもよい結果は得られないもの。社員にも、そして自分にも寛容さを持って接することで、会社の雰囲気はきっと良くなるはず。